マイクロ飛沫

オープンカウンターのため、受付の仕切り設置に苦労しました。

そこで旧来の日本の生活様式について考察しました。家の食事は箱膳の個人の食器に盛り分けられ、会話は不作法で、手掴みなど論外です。

旅館では、盛り付けた料理が個室に運ばれ、説明はお品書きにあります。

神社参拝時の手水舎では手や口を漱ぎ清め、柄に手水をしたたらせて洗い流します。御神体は開帳されず、同様にVIPとの面会は距離を取り御簾や几帳の向こう側です。

包丁式で見られるように、料理も直接手で触れないような配慮がされてます。

刀は懐紙を口に挟んで手入れを行ないますが、呼気のマイクロ飛沫が錆びの原因となることを知っていたからです。

同様に軸や絵画の鑑賞時はハンカチを口と鼻に当てます。こういう行動のDNAが日本のファクターXと考えます。
最近福岡のカレー屋で黙食を依頼していますが、黙パチンコ、黙通勤電車も同様に、
8時以前の無防備な会食より理に適い、リスクが少ないと思います。

一方、寮や職場の共同の洗面所での歯磨き、うがいはマイクロ飛沫の発生、吸引両面で高リスクと考えます。

2020年10月01日