メディアの潮目
2016年末DeNAの健康情報サイトWELQの公開が停止された。
検索エンジン最適化に長けたIT企業が上位に来るようにマニュアルを作り、外部のライターに記事を書かせ、根拠のない不適切な医療情報が相次いだため問題視された。
同様に医療情報番組の信憑性も問われるべきで、更に日刊新聞法や電波利権、記者クラブ制等の餌付けで、メタボ化し自浄作用を失ったマスメディアも再構築の時期と思う。
パナマ文書が公開され超富裕層や多国籍企業の税逃れが暴露された。
一方で所得が伸び悩み低下する中・下流の人たちが、グローバル化や移民の受け入れを不利と認識したことも、英国のEU離脱やトランプ大統領誕生の一因と思われる。(ここでもメディアが事実を認識せず、願望と妄想で記事を作っていたことが判った。)
情報強者や経済強者のモラルハザードと強欲により、情報や政治経済の枠組みに対する信頼性が低下し、崩壊の潮目に来ている気がする。
世界に誇るべき日本の皆保険制度が同様の危機に瀕する今、医療界も既得権と云われる前に、現状に即し自ら改革提案が必要ではないだろうか。